あの暑さはどこへ行ったのでしょう。
本当に、過ごしやすい季節になりましたね。どんな秋を楽しんでいますか?
私は最近、「気持ちいいなぁ」と思いながら眠りに落ちる時間がとても幸せです。
寝る前にふっと満たされた気持ちになれると、翌朝の目覚めまで違ってくる気がします。
ただ、つい夜がバタバタしてしまうので、少しでもゆとりを持てるように逆算して過ごすことを意識しています。
朝の瞑想は7月中旬から、朝散歩は昨年から毎日続けています。
「やればできるんだなぁ」と、実はそんな自分を少し誇らしく思っています。
そして、砂糖や乳製品、小麦、アルコールも自然と摂らなくなり。。
この私が!と奇跡のように感じています。
私が向き合った“依存”
実は私自身、長いあいだ 甘いもの・お酒・恋愛 に中毒気味でした。
「よくないかも」とどこかで分かっていながらも、好きだし、楽しいし、美味しいし、、となかなか手放せなかったのです。
でも、40歳を過ぎて体の変化を感じたとき、
このままでは健康が守れないかもしれない、これからの人生をどう生きたいのか…
やっと本気で考えるようになりました。
やめるなら早い方がいい。
年齢とともに体の不調や病気のリスクが大きくなっていく、、けど、長年クセになっているからこそやめるのが難しくなっていると感じます。
それでも、いつからでも変われるのも事実。
依存ってどういうこと?
依存とは、「良くないと分かっていてもやめられない状態」
行為そのものが悪いのではなく、生活や心身の健康に影響が出ているかどうかが判断のポイントです。
ゲームが仕事になっている方もいらっしゃるように、すべてが悪ではありません。

背景には「ドーパミン」という快感を感じさせる脳内物質
快感が記憶され、同じ刺激を求めて繰り返し、やがて脳が刺激に慣れ、さらに強い刺激を欲するようになる──
これは意思が弱いからではなく、脳の仕組みとして誰にでも起こり得ること。
遺伝的なものあるようです。(私の父はかなりのアルコール中毒でした。子供でしたから、父の辛い気持ちも理解できず責めてばかりでした。)
甘いものやお酒、ポテトチップスや辛いもの..セロトニンやエンドルフィンが出て、ストレスをほっと和らげてくれる一方で「また食べたいな」と脳に刻まれやすいんですよね。
とくに、砂糖の中毒性はコカインの約8倍ともいわれています。。。
こんないいものが簡単に手に入るって、ほんとうに凄い時代です!
甘いもの・お酒と病気リスク
手軽に気分をほっとさせてくれる甘いものやお酒、スナックや辛いもの。
ただ、こうした習慣が長く続くと、肝臓や代謝に負担がかかりやすく、とくに甘いものやお酒のとり過ぎは、脂肪肝 の大きな原因のひとつ
なんと、実は成人の約3分の1が脂肪肝を持っているといわれていますね。
脂肪肝は初期症状がほとんどないのに、放置すると 肝硬変・肝がん・心血管障害 などへ進行し、
さらに腎機能の低下や、全身の炎症体質・生活習慣病のリスクも高まります。
特に女性は40代後半からエストロゲンが減少し、肝臓や代謝の負担が増えがちです。
若くても、「痩せているけれど筋肉が少ない」タイプも脂肪肝になりやすいことが分かっています。
私も20代から、痩せてもいないけれど太ってもいなくて──
「スリムになりたい」という欲もなかったので油断して、独身で自由なことをいいことに、ケーキやアイスを一度に2~3個、お酒もがぶがぶ飲む生活をしていました。
札幌では、飲んだ後の締めパフェが流行っていたのですが、もちろん通っていました。
でも、そのツケは、いつか必ずやってきます。。。
気づいたときから生活習慣を見直すことがとても大切だと実感しています。

依存の奥にある“心の傷”
中毒的に何かにのめり込んでしまうとき、
その背景には、 ストレスや寂しさ、心の傷 があります。
自分を責めるより、まずは「私、しんどかったんだな」と気づいてあげること。
ほんの数分でも立ち止まり、目を閉じて呼吸を感じるだけでも、心は落ち着きやすくなります。
心の声に気づきやすくなるので、瞑想はとてもおすすめです。
ヒーリングでできるサポート
長年の「脳のクセ」は、簡単には変わりません。
私のようにエンパス体質、敏感なタイプは、無意識に色んな情報をキャッチしやすく、心身にストレスを感じやすいので、失敗を重ねながら、少しずつ変化を実感してきました。
ヒーリングは、ストレスによって乱れた脳の信号や自律神経を整えるサポートになり、
心が安定し、「変わりたい」と思ったときの小さな行動が起こしやすくなります。
人一人では変化していくのは難しいですから、回復の土台づくりとして活用していただけたらと思います。
抜け出すためのヒント
・環境を変える:お酒を家に置かない、コンビニに寄らない、物理的に距離をおく
・行動のきっかけを減らす:夜にSNSを見ない、ストレス時に代わりの行動を用意する
・自分を責めすぎない:途中で戻ってしまっても大丈夫。翌朝から仕切り直すなど、自分なりの再スタートの合図をつくっておく
・必要ならサポートを受ける:ストレスを放っておかない、専門家の力を借りるのも選択肢のひとつ
おわりに
依存は意思の弱さではなく、脳の仕組みがつくるもの。
長年のクセを変えるには時間がかかりますが、小さな行動の積み重ねで必ず変わっていけると感じています。
私も決して完璧ではありませんが、変わりたいと願い小さな行動を続けたことで、
体重&体脂肪を減らすことができましたし、以前より自分と仲良くなれたし、未来にむけて意欲的に過ごす日常を取り戻せています。
同じように悩んでいる方が、自分を責めすぎず、小さな一歩を踏み出せますように。
※これはあくまでも私の場合です。深刻に悩んでいらっしゃる場合は、医学の専門家や支援グループに頼ってくださいね。
